アセロラの説明

別名:バルバドスチェリー
科名:キントラノオ科
分類:常緑低木
原産地:西インド諸島

特徴

 バルバトス島の名産でしたが、ハワイで大量栽培されるようになり、ドリンク剤などに利用され、身近な果実になりました。果実はビタミンCが多く、含有量はレモンの28倍で、100g中1000mgもあるとされています。5月ごろピンクの花が咲き、30〜40日後に酸味のある赤い小さな果実が熟します。果実は日持ちが悪く、生果は入手困難です。
 
 


アセロラの果実

アセロラの花

栽培カレンダー

栽培適地

 生育適温は20〜30℃で、寒さに弱い果樹です。一般的には8号ぐらいの深鉢で高さ1〜1.5mぐらいに育て、春〜秋は戸外に出します。盛夏の直射日光は強すぎるので避け、10月ごろから早めに室内に入れ、日当たりがよい場所で越冬させます。

植え付け

成長後の5〜6月が適期です。種苗会社から入手します。ハワイ産の甘味種が5号ポット苗で販売されています。

整姿・剪定(鉢植え・半円形仕立て)

樹形

半月形仕立てで、内部までよく日が入るようにします。

 寒さに弱いので5月中旬〜6月が適期です。

果実管理

 両性花なので自家受粉できますが、着果をよくするためには薬剤散布をします。トマトーン100〜200倍液、またはジベリンの50〜100PPMを、花全体に吹きつけます。四季なり性で、生育期間中は開花と結実を繰り返すので、そのつど行います。また、枝が多発し、込みすぎていると果実にすり傷がつきやすいので、不要枝は見つけしだい元から間引きします。
 

肥料

 幼木のうちは4月中旬〜6月に固形肥料を3〜4粒置肥し、結実するようになったら置肥は避けたほうがよいので、7月の肥料は打ち切ります。

固形肥料

病害虫対策

 新枝の先にアブラムシがつくことがあります。春にスミチオン乳剤1000倍液を散布して、予防します。