カボスの説明
別名:カボユズ 科名:ミカン科 分類:常緑低木 原産地:日本特徴
ユズ近縁の食酢用カンキツ類で、原産地は大分県といわれていますが、はっきりしたことはわかっていません。大分県下には樹齢200年以上の古木があるそうです。果実は球形に近く100〜150gで完熟すると黄色になります。果皮は4〜5mmの厚さがあり、甘味と弱いユズのような香りがあります。大別して本カボスとミカンカボスがあります。
日本料理に広く使われる | 果実の拡大 |
栽培カレンダー
栽培適地
ミカン類では寒さに強いほうですが、ウンシュウミカンと同程度です。年平均気温が15℃以上で、冬もあまり低温にならない地方が適地です。日当たりがよい肥沃地を好みます。 |
植え付け
3月中旬〜4月中旬が適期で、1〜2年生の苗木を入手します。
整姿・剪定
日当たりがよいほど良果になるので、影になるような枝は整理します。
樹形主枝3〜4本の、ほうき仕立てにします。鉢植えは、模様仕立てが一般的です。
庭植え・ほうき仕立て殖やし方
4月中旬につぎ木します。つぎ穂は充実した前年枝で、台木はカラタチの1〜2年生苗木です。
果実管理
摘果して、よい果実を収穫します。ウンシュウミカンより大形になるので、葉30〜40枚で1果を目安にします。果汁は12月上旬にもっとも多くなりますが、香りと酸が多くなるのは8月下旬〜10月中旬です。
肥料
2月、6〜7月、9月の年3回にわけて与え、肥料切れを防ぎます。2月の寒肥は、根回りに溝を掘り配合肥料を200〜300g埋めます。他の時期は、寒肥の半量を目安にします。鉢植えは、固形肥料を3月に4〜5粒置肥します
固形肥料 | 配合肥料 |