ハーブの特徴

■一般にハーブという場合、特にヨーロッパで薬用の薬草やスパイス等として有用な植物を指す。野菜や穀物のように大量に生産される物や、「草花」と呼ばれる観賞植物は除外されるのが普通で、香りや辛味、苦味などの風味を楽しむために少量用いられるキッチンハーブを指すことが多い。劇薬として有用なものをも含むため、いわゆる有毒植物もハーブに含まれ、使用や栽培に許可が必要なものもある。 語源からすると、元々木本植物は有用植物ではあってもハーブではなかったと思われるが、現在ではローズマリーやローリエ等、木本植物であっても、一般にハーブとして扱われる物も多い。またヨーロッパとは関係がなくても、薬用や調味用に小量使われる草もハーブと呼ばれている。 また、ローズヒップ(バラの果実)の様に、植物全体としては通常ハーブには含まれないが、その実や花弁等の有用部分のみを指してハーブと呼ぶようなものもある。更に、一般的な植物名とは別に、ハーブ等として利用する時に使用される固有の名前を持つものも多い。

注意事項

■日本においてハーブは、薬事法で医薬品に分類されないものは食品に区分されて市販されている。
しかし、その中にはセント・ジョーンズ・ワートの様に、うつ病に処方する国があるようなハーブもある。
ほかにも薬物との相互作用に注意を要する、イチョウ葉エキス、エゾウコギは摂食に十分な注意が必要である。
また妊娠中の摂食に対しては安全性の確認されていない物も多いため注意が必要である。 アロマテラピーで用いる精油は法律上、雑貨として販売される。 こうした食品や雑貨を販売するにあたって薬効を標榜することは薬事法に違反することになる。 向精神薬作用のあるものもあり、法律によって管理・規制されているものもある。

草花の各部と栽培のポイント

■各部の呼び名

花のしくみの他、葉のしくみ、葉のつき方など各部の呼び名です。


■水やりと肥料のポイント

鉢やプランター栽培での水やりは肥培管理の中でも最重要