ワカタイの説明

ワカタイ
Huacatay(Tagetes minuta)
キク科マリーゴールド属 1年草

 マリーゴールド属は、北アメリカ南部、中央アメリカから南アメリカ地域に、30種ほどが分布する。
 ワカタイは、ペルー、ブラジル、チリからアルゼンチン地域一帯が原産。
 葉は黄緑色から緑色、披針形で、対生し、よく枝分かれする。草丈は40〜70cmほどで、初夏から秋ごろまで、黄色、藤色の小さい花を咲かせる。
 メキシコ、グアテマラ地域では、スイート・マリーゴールド(ニオイマンジュギク:T.lucida)は、人々の食卓に欠かせない。

【種子】
2cmほどの細長い形状。

【種子まきの時期】
春まき:3月下旬から5月 秋まき:9月から10月
冬期12月から3月上旬ごろまでを避ければ、随時種まき可能。冬期には暖かい場所で管理する。

【鉢、プランターでの栽培方法】
鉢、プランターに直まき、または育苗する。鉢は5号から7号鉢(素焼きの深鉢が最適)、プランターは20g入りが大きさの目安。

【土の目安】
畑土または黒土50%、堆肥10%、腐葉土20%、バーミキュライトまたは中粒の鹿沼土20%。

ワカタイの利用法

 全草に甘い独特の香りがあり、精油抽出のため商業的に栽培されている。
 ペルーを中心とした近隣の国々では、スープやソースに利用され、コリアンダーとともにタラゴン以上に利用されるハーブです。