アニス・ヒソップの説明

アニス・ヒソップ
Anise Hyssop(Agastache foeniculum=A.anethiodora)
シソ科カワミドリ属 多年草

 カワミドリ属は、北アメリカや東アジア地域に数十種が分布する。
 アニス・ヒソップは北アメリカ中西部草原地帯の原産で、耐寒性はやや劣る。
 葉は緑色、広卵形で先はとがり、対生する。若い葉には紫色を帯びた部分があり、生長すると、ややくすんだ緑色になる。全草にアニス(セリ科の植物。種子は芳香があり香料のアニス油がとれる)に似た香りがあり、草丈は60〜80cmほど。よく枝分かれする。初夏から夏にかけ、赤紫色の花を穂状花序に咲かせる。ミツバチが多く群れるハーブである。
 アニス・ヒソップは、ハーブ・ティーとして利用されてきたが、最近は花壇によく利用される。
 形状がアニス・ヒソップによく似たコリアン・ミント(A.rugosa)は東アジアに広く分布し、全草にハッカの香りがある。花は藤色や青紫色で、昔から薬用として利用されており、現在でも生薬の原料として利用されている。

【種子】
黒色の粒状。

【種子まきの時期】
春まき:3月下旬から5月 秋まき:9月から10月
冬季12月から3月上旬ごろまでを避ければ、随時種まき可能。冬季は暖かい場所で管理する。

【鉢、プランターでの栽培方法】
鉢、プランターに直まき、または育苗する。鉢は5号から7号鉢(素焼きの深鉢が最適)、プランターは20g入りが大きさの目安。

【土の目安】
畑土または黒土50%、堆肥10%、腐葉土20%、バーミキュライトまたは中粒の鹿沼土20%。

アニス・ヒソップの利用法

葉っぱは、生でも乾燥させても利用できます。 サラダやハーブティー、冷たい飲物に入れて利用します。

アニス・ヒソップの効能

風邪薬、咳止め、疲労回復