ジャスミンの説明

スパニッシュ・ジャスミン
Spanish Jasmine(Jasminum grandiflorum=J.officinale grandiflorum)
モクセイ科ソケイ属 多年草

 ソケイ属は旧世界の熱帯、亜熱帯、温帯地域一帯に、200種ほどが分布している。
 スパニッシュ・ジャスミン(ロイヤル・ジャスミンともいう)は、インド、アフガニスタン、コーカサス地域に分布する、つる性の常緑低木である。
 葉は光沢のある緑色、羽状複葉で、5〜9の小葉に分かれる。初夏から初秋にかけて、芳香のある白い花を咲かせる。花が開くのは、肌寒さを感じる午前2時ごろからである。開花の様子は神秘的な世界を彷彿させる。
 アラビア・ジャスミン(茉莉花:J.sambac)は、アラビアからインド地域が原産の常緑低木。乾燥させた花は、ウーロン茶に利用され、またジャスミン・ティーとして人気がある。
 園芸品種に、星型ジャスミン(J.nitidum)等がある。

【種子】
入手困難なので、さし木でふやす。

【さし木の時期】
:4月下旬から6月 :9月から10月
冬季は、暖かい場所で越冬させる。

【鉢、プランターでの栽培方法】
鉢は6号から8号鉢(素焼きの深鉢が最適)、プランターは20リットル入りが大きさの目安。

【土の目安】
畑土または黒土50%、堆肥10%、腐葉土20%、バーミキュライトまたは中粒の鹿沼土20%。

ジャスミンの利用法

咲き始めの花を摘んで、茶葉の上にのせ、次の花をのせるときに前に入れた花を取り除くことを10日間ほど繰り返すと、ジャスミンティーが出来る。
 香水や石けんなどの香料やお茶に混ぜるなどして使われます。  ジャスミンの精油は、東洋では何世紀にも渡って医薬品や香料として認められ、インドでは「夜の女王」と呼ばれたといいます。

ジャスミンの効能

抗うつ作用、鎮静作用、保湿作用、催淫作用、分娩促進作用、性的強壮作用。子宮機能強壮作用