バジルの説明

スイート・バジル(和名:メボウキ)
Sweet Basil(Ocimum basilicum)
シソ科メボウキ属 1年草

 メボウキ族は、アフリカ、東南アジアの広い地域に、1年草から多年草まで150種類程が分布している。
 スイート・バジル(コモン・バジルともいう)は、インドを中心とする熱帯アジアが原産。この地域では、旺盛な生育で幹もかなり太くなり、木質化した多年草になる。
 葉は光沢のある緑色、卵状披針形で、5〜6cm程。対生し、よく枝分かれする。草丈は40〜60cmほどで、夏から秋にかけ、シソによく似た白い花を咲かせる。
 バジルの仲間には、他に、葉が紫色のオパール・バジル(O.b.purpurascens)、レモンの香りのレモン・バジル(O.b.citriodorum)、花が淡紅色で甘い香りのホーリー・バジル(O.sanctum)等がある。

【種子】
黒色で、小さい粒状。発芽率はよい。。

【種子まきの時期】
春まき:4月下旬から6月 
9月中旬ごろまでは随時種まき可能だが、霜に弱いので、葉の利用期間が短くなる。

【鉢、プランターでの栽培方法】
鉢、プランターに直まき、または育苗する。鉢は5号から7号鉢(素焼きの深鉢が最適)、プランターは20g入りが大きさの目安。

【土の目安】
畑土または黒土50%、堆肥10%、腐葉土20%、バーミキュライトまたは中粒の鹿沼土20%。

バジルの利用法

バジルは、強壮作用、殺菌作用があるので、昔から薬用として利用されてきた。新鮮な葉の香りは親しみやすく、スパゲティー、サラダ、スープにも利用され、またトマト料理に欠かせないハーブである。

バジルの効能

頭痛・歯痛、せき・気管支炎、食欲増進・消化促進、強壮