レモン・ヴァーベナの説明

レモン・ヴァーベナ
Lemon scented verbena(Aloysia triphylla=A.citriodora)
クマツヅラ科 多年草

 レモン・ヴァーベナは、南米のアルゼンチンやチリの温帯地域が原産。この地域一帯では、常緑で、かなりの高さになる。
 明るい緑色の葉は、披針形で、輪生、まれに対生もみられる。全草にレモンの強い香りがあり、草丈は90〜120cmほどになる。初夏から夏にかけて、白色の可憐な花を輪生して咲かせる。
 強風などに弱く、枝が裂けるようにして折れるので、管理に注意する。また、耐寒性に劣るので、、冬期は暖かい場所で越冬させる。


【種子】
入手困難なので、さし木でふやす。

【さし木の時期】
:4月から6月 :9月から10月中旬
しっかりとした茎をさし木に使えば、簡単に増やせる。

【鉢、プランターでの栽培方法】
鉢は5号から8号鉢(素焼きの深鉢が最適)、プランターは20g入りが大きさの目安。

【土の目安】
畑土または黒土50%、堆肥10%、腐葉土20%、バーミキュライトまたは中粒の鹿沼土20%。

レモン・ヴァーベナの利用法

 おもにハーブティーとして利用します。ヴァーベナはネコのハッカ、肝臓草、血の草とか 聖なる草とか魔法使いの草、魔法の草、西洋では異名があります。
 古代ペルー人たちは、レモン・ヴァーベナの薬用効果が大変高いという知識を持っており、盛んに利用していたようだ。

レモン・ヴァーベナの効能

 吐き気、消化不良、むくみ、脂肪消化、気管支炎、ニキビ、強壮作用、ノイローゼ、不眠症、不安神経症、痛風、リウマチ、神経性頭痛