ヤロウの説明

コモン・ヤロウ(和名:メボウキ)
Common Yarrow(Achillea millefolium)
キク科ノコギリソウ属 多年草

 ノコギリソウ属は、北半球の温帯地域一帯に100種ほどが分布している。
 コモン・ヤロウ(ヤロウともいう)は旧世界の温暖な地域が原産で、耐寒性がある。
 葉は緑色、羽状に切れ込むか、鋸歯状である。茎は地面をはうように伸び、地域により葉形に微妙な違いがみられる。草丈は20〜40cmほどで、初夏から初秋頃まで、小さい頭花を密集して咲かせる。
 花は普通白色だが、園芸品種が多く、花が淡紅色のもの(A.m.rosea)、赤色のもの(A.m.rubra)等がある。
 キバナノノコギリソウ(A.Filipendulina)は小アジア、コーカサス地域原産。草丈1〜1.2mほどで、茎はかなり太く、特有の香りがある。葉はかなりの肉厚で緑色。初夏から夏にかけて、黄色の花を咲かせる。

【種子】
大変細かい粒状。

【種子まきの時期】
春まき:3月下旬から5月 秋まき:9月から10月
冬期12月から3月上旬ごろまでを避ければ、随時種まき可能。

【鉢、プランターでの栽培方法】
鉢、プランターに直まき、または育苗する。鉢は5号から7号鉢(素焼きの深鉢が最適)、プランターは20g入りが大きさの目安。

【土の目安】
畑土または黒土50%、堆肥10%、腐葉土20%、バーミキュライトまたは中粒の鹿沼土20%。

ヤロウの利用法

古くから薬用として利用されてきたが、最近では花壇の彩りとか、切花としての利用が多くなった。

ヤロウの効能

食欲増進・消化促進、強壮、外傷、養毛