ボリジの説明

ボリジ(和名:ルリジサ)
Borage(Borago officinalis)
ムラサキ科ルリジサ属 1年草

 ルリジサ属は、地中海沿岸地域一帯に3種が分布している。
 ボリジ(コモン・ボリジともいう)は、地中海沿岸地域が原産で、耐寒性がある。
 葉はうすい緑色、剛毛が多く、大形の倒卵形で、互生する。茎は太く中空で、剛毛におおわれている。草丈は60〜80cmほどで、よく枝分かれし、初夏に5弁のきれいな青色の花を咲かせる。
 ボリジは、温暖な地域で秋まきした苗は、強い降霜にあっても葉が灰緑色に変わる程度で、早ければ1月中旬ごろから花を咲かせる。逆に高温多湿に弱い。

【種子】
2mmほどの褐色の粒状。

【種子まきの時期】
春まき:3月下旬から5月 秋まき:9月から10月
冬期12月から3月上旬ごろまでを避ければ、随時種まき可能。

【鉢、プランターでの栽培方法】
鉢、プランターに直まき、または育苗する。鉢は5号から7号鉢(素焼きの深鉢が最適)、プランターは20g入りが大きさの目安。

【土の目安】
畑土または黒土50%、堆肥10%、腐葉土20%、バーミキュライトまたは中粒の鹿沼土20%。

ボリジの利用法

 昔から薬用として利用されてきたが、最近では、花を砂糖漬け、サラダに利用する程度である。若葉をサラダに利用すると紹介されているが、剛毛の多い葉は、日本人の舌にはなじまないようだ。園芸用としての利用が無難。

ボリジの効能

頭痛・歯痛、利尿、新陳代謝促進、イライラ、美肌・霜焼け