ナスタチュウムの説明

ナスタチュウム(和名:キンレンカ)
Garden Nasturtium(Tropaeolum majus)
ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属 1年草

 ノウゼンハレン属は、メキシコ南部からアルゼンチン、チリまでの広い地域に、90種ほどが分布している。
 ガーデン・ナスタチュウム(コモン・ナスタチュウムともいう)は、ペルー、コロンビア、ブラジル等のアンデス地帯が原産。
 葉は緑色で盾状、ハスの葉によく似ている。つる性でよく枝分かれし、かなり大きく生長する。初夏から秋にかけ、黄色、朱赤色の大きな5弁の花を咲かせる。最近は、品種改良の結果、矮生や八重咲きなど、多彩な色合いのものがみられるようになった。

【種子】
うす茶色で、5mmほどの粒状。2〜3日水に浸しておくと、発芽が早まる。

【種子まきの時期】
春まき:3月下旬から6月 秋まき:9月から10月
冬期は暖かい場所で管理する。

【鉢、プランターでの栽培方法】
鉢、プランターに直まき、または育苗する。鉢は5号から7号鉢(素焼きの深鉢が最適)、プランターは20g入りが大きさの目安。

【土の目安】
畑土または黒土50%、堆肥10%、腐葉土20%、バーミキュライトまたは中粒の鹿沼土20%。

ナスタチュウムの利用法

 花、葉はピリッとした辛みがありサラダなどの色付けと味にアクセントを付けるものとして多用されています。また、サンドイッチなどに挟んでもなかなか面白いものです。
 花の後にできる実は、若いうちに収穫して山葵の代りに用いることができます。

ナスタチュウムの効能

せき・気管支炎、食欲増進・消化促進、便秘、利尿、生理不順