ソレルの説明

ガーデン・ソレル(和名:スイバ)
Garden Sorrel(Rumex acetosa)
タデ科ギシギシ属 多年草

 ギシギシ属は、北半球の温帯地域一帯に200種ほどが分布している。
 ガーデン・ソレル(コモン・ソレルともいう)は、北半球の温帯地域が原産。
 葉は緑色で、10〜20cmほどの長楕円形。茎は円柱形で、赤紫色を帯びる。全草にシュウ酸を含むため、酸味がある。草丈は40〜80cmほどで、気温の上昇に伴い薹立ちが早まる。初夏から、淡緑色、緑紫色の小花を円錐花序に咲かせる。高温に弱い。
 フレンチ・ソレル(R.scutatus)は葉がやや小形で心円形、香りや酸味が強い。

【種子】
茶色の扁平楕円状。

【種子まきの時期】
春まき:3月下旬から5月 秋まき:9月から10月
冬季12月から3月上旬ごろまでを避ければ、随時種まき可能。高温に弱いので、夏季には涼しい場所で管理する。

【鉢、プランターでの栽培方法】
鉢、プランターに直まき、または育苗する。鉢は5号から7号鉢(素焼きの深鉢が最適)、プランターは20リットル入りが大きさの目安。

【土の目安】
畑土または黒土50%、堆肥10%、腐葉土20%、バーミキュライトまたは中粒の鹿沼土20%。

ソレルの利用法

ソレルは古くから薬用、料理などに利用されてきた。最近、サラダ、ソースの材料としての利用が増えてきた。フランス料理でいうオゼユは、このソレルのこと。

ソレルの効能

止血作用、緩下作用、抗菌作用、収斂作用、胆汁分泌促進作用、強壮作用、水虫、ニキビ、便秘。