レモン・バームの説明

レモン・バーム(和名：セイヨウヤマハッカ)
Lemon Balm(Melissa officinalis)
シソ科セイヨウヤマハッカ属 多年草

　セイヨウヤマハッカ属は、地中海沿岸地域からアジアにかけて、４種ほどが分布する。
　レモン・バームはヨーロッパ南部地域が原産で、耐寒性がある。
　葉は緑色で、軟毛が多い。幅広い卵形、まれに心形円鋸歯状で、対生し、よく枝分かれする。草丈は３０～５０ｃｍほどで初夏から夏にかけて、シソに似た白い花を咲かせる。全草にレモンに似た香りがある。
　夏季、肥料や水分が少なくなると、葉は全体に小型化し、かたく、香りも落ちてくる。

【種子】
褐色で、１ｍｍほどの粒状。

【種子まきの時期】
春まき：３月下旬から５月　秋まき：９月から１０月
冬期１２月から３月上旬ごろまでを避ければ、随時種まき可能。夏季には、半日陰の場所で管理するとよい。

【鉢、プランターでの栽培方法】
鉢、プランターに直まき、または育苗する。鉢は５号から７号鉢（素焼きの深鉢が最適）、プランターは２０㍑入りが大きさの目安。

【土の目安】
畑土または黒土５０％、堆肥１０％、腐葉土２０％、バーミキュライトまたは中粒の鹿沼土２０％。

レモン・バームの利用法

砂糖水に漬けて香りを移し、アイスクリームなどに少量かけて香りを楽しみます。 またハーブティー、ハーブバス、ポプリ、ドライに利用しても楽しめます。最近はハーブ・ティーとして人気がある。

レモン・バームの効能

頭痛・歯痛、肝機能向上、食欲増進・消化促進、強壮、安眠・不眠症、精神疲労、記憶力増進、老化防止