タラゴンの説明

フレンチ・タラゴン(和名:セイヨウヨモギ)
French Tarragon(Artemisia dracunculus)
キク科ヨモギ属 多年草

 ヨモギ属は、北半球の広い地域に、400種ほどが分布する。
 フレンチ・タラゴン(エストラゴンともいう)は、北半球の温帯地域が原産といわれる。
 葉は緑色、線状披針形で、互生する。全草にアニスに似た芳香がある。草丈は30〜50cmほどで、開花はめったにない。高温多湿をきらうので、栽培は限られた地域になる。
 形状のよく似たロシアン・タラゴン(A.d.varinodora)は、フレンチ・タラゴンの代用として利用されるが、芳香はない。

【種子】
株分けや、さし木でふやす。

【株分けの時期】
:3月下旬から5月 :9月から10月
タラゴンは大変繊細なハーブで、株分けやさし木作業などをていねいに進めないと、枯らしてしまう。夏季には、木もれ日があたる涼しい場所で管理する。

【鉢、プランターでの栽培方法】
鉢は5号から7号鉢(素焼きの深鉢が最適)、プランターは20リットル入りが大きさの目安。

【土の目安】
畑土または黒土45%、堆肥10%、腐葉土20%、バーミキュライトまたは中粒の鹿沼土25%。

タラゴンの利用法

タラゴンh昔から、薬用、料理用に栽培、利用されており、特にフランス料理のソースには欠かせないハーブのひとつである。発刊作用があり、生葉を食べ過ぎると、からだがほてり、動悸がおこるので注意する。

タラゴンの効能

食欲増進、健胃、消化不良、リューマチ、関節痛、頭痛、歯痛、生理不順